探偵・今岡のコラムvol.5

失敗しない、良い探偵事務所・興信所の選び方一般的な基準みたいな物はありませんが、以下の事を参考に・・・

-1- 所在地や連絡先を明確にした広告・ホームページ・チラシ

以外と見落としがちなのがこれです。○○探偵事務所・○○調査協会など多くありますが、名称・電話番号と説明はセンス良く電話帳広告やweb siteに掲載していますが肝心の所在になると急に小さく、しかも目立たない所にありますね。中には所在地さえ書いていない(書けない、というのが理由なのか?)ものがあります。悪質な広告としては、加盟員のいない組織をつくりあげもっともらしい団体の広告を掲載(これがまた良くできてる!)数年ごとに名称を変えて2004年も電話帳広告に掲載されています。また、団体の名称でホームページがあり、加盟員の名称も掲載していますが、今時加盟会社へのリンクが1社もされていないホームページなんてありえないと思います。
広告にとらわれず、ご自分の目で確かめてください。信頼のおける友人などと一緒に行くのがお勧めです。

-2- 電話番号だらけの広告は駄目なところが多いかも

どこに電話しても同じ相談員が出る。埼玉に電話しても神奈川に電話しても・・・・ということは電話番号は全て同じところに繋がっている、ということになりますかね。自分の会社を大きい探偵社に見せたいという気持ちがあるのでしょうが、見てる方はうっとうしいと思っているらしいです。

-3- 組合・協会に加盟している。

東京都内の例では東京都認可法人のTICS東京調査業協同組合か、社団法人の日本調査業協会(全国組織です)があります。
電話帳には似たような名称で、上記の組合などを装い電話して確認すると、「ここです」などと平気で応え、数多くの苦情問題を出しています。消費者の皆様は組合や協会にお願いしたのに何故?と思ってしまい組合や協会も苦慮しています。電話帳は広告代が入ればそれでいいのでそこまで審査しませんから気をつけて電話してください。そういう業者は所在地情報が一番小さく掲載しているのが大半か掲載もしてません。

■では何故組合や協会に加盟していないと駄目なのか?

組合や協会はきちんとした決まりがあり、定期的に勉強会や講習会を開催し、調査会社の意識向上やモラルの向上に努めています。また苦情問題も対応し、消費者の皆様に安心をお届けしています。
東京調査業協同組合は東京都認可法人で、東京都調査業協会の上部団体である社団法人日本調査業協会は警察庁が監督官庁です。どこの協会や組合などそうですが、協会などというものは加盟業者にしてみれば「うるさい」所という意見もあるようです。
ですからそんな組織には入らずにやっている所もあるんですね。
協会や組合はもちろん消費者側に立って苦情相談などを受け付けていますので、苦情は協会や組合までご相談ください。

-4- あまり格好のいいホームページや広告に騙されない。

お金をかければ誰でも作れますし、どんな事でも掲載できますよね。口の堅そうなところを選びましょう。(マスコミ露出が多い業者は口が軽いみたい)

-5- 料金については何ともいえません。

安くてもきちんと仕事するところもありますし、組合や協会の規定料金通りの会社がいいんですが、こればっかりは難しいです。ですから公認団体加入業者がいいですね。

-6- 消費者センターでは苦情業者を把握しているはず。

何かトラブルがあったらすぐにお近くの消費者センターかTICS東京調査業協同組合へご相談ください。

東京調査業協同組合

2004年9月の記事を再掲載しています。